私も家庭で焼くとき未だに失敗することがあります。
ポイントを幾つか抑える事で失敗を大幅に減らす事ができ、更に失敗しても辛うじて使えるものになります。
スポンジケーキが苦手だというあなたはもう一度確認の意味でもポイントを見ていきましょう。
ポイント1
全卵とグラニュー糖を混ぜたものを温める。
卵は冷たいと立ちが悪くなります。そのため、人肌程度に温める事で気泡を沢山含める状態にすることが大切です。
ポイント2
ホイッパーやミキサーは最初は速く徐々にスピードを落として行きます。
以外に軽視されがちですが、ミキサーの速度は最初は速く徐々にスピードを下げて行きます。
どうしてこのようにスピードを変化させるのでしょう?
それは、初期段階では卵を立てる事を目的としています。立て始めた卵は一気に体積を増していきます。
この段階で生地を注意深く観察すると大小の気泡があることが分かります。
大きい気泡は割れやすく混ぜていると潰れていきます。小さい気泡は割れにくくしっかりしています。
つまり、大きい気泡を小さい気泡に変えていかなくてはいけません。
そこで、ミキシング速度を落とすことであえて大きい気泡を割っていきます。この時、体積は減少しますがミキシングを続けていると、再び体積は増加してきます。
十分に立てておきましょう。
ポイント3
バターを混ぜる時は、生地の一部を先に混ぜてから投入する。
油分は卵の気泡を割る性質があります。
ですから、混ぜる時は気泡の減少を極力抑えたいですよね。
その為に、湯煎で溶かしたバターに生地の一部を加えてしっかりとホイッパーで混ぜて行きます。
混ぜる量はバターと同量程度で良いでしょう。
これは、少し言葉は悪いですが死にダネと呼ぶ事があります。
この段階で、生地の一部に犠牲になって貰って残りの生地を守って貰います。
こうする事でバターを混ぜるときの気泡の減少を最小限に留めることができます。
まとめ
スポンジケーキが苦手という方はもう一度3つのポイントを確認して作業を進めて見てください。
きっと、上手くいくと思います。
後、基本的なことですが、ボウルやホイッパーは油分のない状態で使ってください。
洗剤でしっかり洗い、よくすすいでから綺麗なタオルで水分を拭き取って使いましょう。
タオルに脂分が付いているとせっかく洗っても油が付いてしまうので注意が必要です。