商品開発とは
商品開発の仕事は、単に商品を発明するというよりも取り扱う全ての商品を管理運営する仕事のように感じます。
やるべき仕事には、レシピ開発、商品設計、現場への工程の落とし込み、原料調達、既存商品が問題なく作れているか、問題がある場合の改善…
まだまだ、挙げたらキリがありません。
レシピ開発
レシピ開発は一見楽しそうに見えます。でも、中々ハードな仕事です。
先が見えなくなったり、美味しく出来たと思っても試食で「何か違う」ってダメ出しの嵐です。
まだ、商品開発を始めて間もないのですが、早くもこころ折れかけています。
でも、「良くなったね」「こんな感じで行こう」と先に進めたときは、なんとも言えない達成感があります。
また、自分が開発した商品からヒット商品が産まれれば喜びは格別でしょう。(まだ経験してません)
既存商品の改善
既存商品の改善もかなり骨が折れます。
迷宮に入り込み外に出られなくなった気持ちになる事しばしばです。
こんなときの改善方法は「今より少しでも良くなれば良し!」と考えることです。
例えば、製造するときの不良率の改善ですと、例えば不良率が1%だったら改善後0.8%になっていれば良いのです2割改善です。
こう考えることで迷宮から脱出できます。
多分、答えを探しては行けないんだと思います。
既存商品の改善は一歩一歩というわけです。
大変だけど楽しもう!
どんな仕事も大変ですが、商品開発はクリエイティビティな仕事です。
工数を掛ければいつか終わる仕事とはちょっと違います。
また、製造は機械化が進み、だんだんと無人化、ロボット化、DX化、IT化が目まぐるしい変化をもたらして来ています。
少子高齢化も相まって効率化は急務となってきました。
しかし、クリエイティビティな仕事は機械が難しく、人間の発想はまだまだ必要ではないかと考えてます。
動機の部分ですね。なぜそれをするのか…の部分はまだまだ人間が活躍出来るところと思っています。
私のように、開発に携わり辛い思いをしている人は、こんなふうに考えて見てはどうでしょうか。
これからは、商品開発がその会社の価値の小さくない一部を担い、また時代と共にその割合も増えて行きます。
その中で一足早く、その現場を経験出来ていることは、大きなアドバンテージだと。
そう思うことで多少は頑張れるのではないかと考えています。