パン好人の実用知識

パン好き、お菓子好きの方に価値ある情報を目指して更新しています。

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この春、パン職人を目指し始めた方へ

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パン職人の世界はどうですか?

毎日、朝早いのでしょうか?

先輩、親方は優しいでしょうか?

参考になるかわかりませんが、私の修行時代の困難について少し書いていきますね。

私は、高校を卒業してすぐに地元の個人店のパン屋に勤めました。

そこでは、親方一人がパン職人で奥様と店を切り盛りしている小さなパン屋でした。

パートさんは2名いましたが二人ともサンドイッチ専門要員です。

そこのパン屋では洋菓子も作っていましたが、そちらも職人は親方のみでした。

私は、ずぼらな性格でいつも 「仕事が汚い!」

「お前は、パン屋に向いていない!」

と怒られていました。

「辞めたい」

そう思うのに1週間かかりませんでした。

しかし、「辞めます」と伝える勇気も無くずるずると勤めていました。

一言で言うと性格が合わないというか好きになれない親方でした。

しかし、作業を毎日続けていると、だんだん技術がついてきます。

店のパンを覚えるのに半年かかりませんでした。

勿論、上手に作れるレベルではありませんでしたが、殆どの作業はひとりでやるようになっていました。

この店には、3年勤めました。

一番つらい思いをした店でした。

しかし、私の製パンのベースはこの店です。

今は、店を畳んでしまいましたがふるさとのような感情がいまでもあります。

工場の雰囲気、匂い、古臭いオーブン、掃除の大変だったホイロなどなど。

今ではもうなくなって見に行くこともできません。

辛い事ばかりと当時は嘆いてばかりでしたが、今ではもう戻れないあの時間。

愛おしい日々です。

私のパン職人の道の滑り出しはガタガタ道でした。

しかし、そんな私でも、店長を任されるようになったり、工場の製造ラインを任されたり。

ある時は、パン教室の講師をやったり。

講師の講師まで勤めました。

皆さんにお願いがあります!

どうか、パン業界を盛り立てるために努力してください。

日本のパン業界をもっと元気にしてください。

これからの皆さんにかかっています。

皆さんが明日のパン業界を作っていくのです。

私のように、親方とウマが合わないとかくだらないことで悩まずにもっと大きな目で見て欲しいのです。

心から応援しています。

パン職人を目指した同士として尊敬しています。

私の作ったサイトも参考にしてみてください。

パン職人の実用知識

私の拙い知識ですが、お役にたてることがあると思います。

どうか、忘れないでください。

パン職人を目指し努力している同士がいることを。

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