パン作りの魅力は人それぞれだと思います。
生き物を育てている様な愛おしい感覚や焼き上がったパンの香りなど色々あります。
しかし、私の中で一番魅力的と感じることは一言で言うと集約とか集束とかの表現になります。
少し抽象的ですが、どういう事かといいますと。
パンを作る時、様々な原材料を集めて計量して行きますよね、そうするとそこら中散らかって来ます。
勿論、片付けながら行いますがそれでも原材料分のボウルや何かが集約していません。
それを生地にしていく過程で徐々にボウルが空いていき、シンクに積み重ねて行きます。
コレが正に集約です。
そして一塊の生地に集中して生地を作って行きます。
ここが大変気持ちのいいポイントです。
まあ、その後分割によって分散はしますがその点は余り気にしません。
そして、出来上がったパンには、私が費やした時間や経験が集約されていきます。
この点も大変、気持ちがいいです。
洋菓子でも、似たような感覚になりますがパンのそれとは充足感が違います。
この様に、多少変態じみた趣向が私にはあるようです。
皆さんは、パン作りのどんな所がお好きですか?