パン好人の実用知識

パン好き、お菓子好きの方に価値ある情報を目指して更新しています。

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カンパーニュ作りたい!


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カンパーニュってどんなパン?

パン・ド・カンパーニュっていう言い方が正しいのかな、むかしは「田舎パン」なんて呼んだりもしていました。

比較的、クセのないライ麦入りの大型に焼いたパンです。

オーブンの炉床に、発酵を終えたパン生地を直接置いて焼き上げるいわゆる「直焼き」するパンです。

表面にはライ麦を振ったりしていることが多いです。

比較的、やわらかい生地を作りじっくり発酵させて焼き上げると美味しく焼きあがります。

パン屋さんによってはルヴァンという自家製酵母を使って焼き上げたり、ポーリッシュ法という製法で焼き上げたりと様々です。

じっくり発酵させた生地をしっかり焼き込むことで美味しいカンパーニュに仕上がります。
そのため、大型に作る事で、水分が抜けすぎるのを防ぐことができます。

カンパーニュってどんな味

カンパーニュの味わいは、焼き上がりと少し時間がたったものと1日たったものとそれぞれの美味しさがあります。

焼きたては、パリパリした皮と弾力のある中身とが楽しめます。
香りは香ばしく、皮部分は甘味を強く感じます。フランスパンに近い楽しみ方ができます。

そこから少し時間が経つと、香ばしさが飛び甘い香りへと変化します。

皮は少し柔らかくなりますが、まだパリッとした食感は残っています。
中身の香りはすこしたまろやかさが出てきて甘味が出てきます。

ハムやチーズなんかと合わせてオープンサンドにするとよくあいます。

さらに時間が過ぎ、翌日になると生見応えのある食感になりぎゅっと噛みしめるとジュワーと旨味がにじみ出てきます。

よく焼けたカンパーニュは翌日になってもボソボソにならずいつまでも美味しく食べる事ができます。

ストレート法でも作れますが、ちょっと日持ちが悪くなります。

時間を短縮して美味しく作りたい場合はパートフェルメンテを使うのがおすすめです。

フランスパンの生地を1次発酵させた生地を冷蔵庫へ入れておきます。

翌日、仕込みの時に混ぜてあげる方法です。

こうすることで、生地は酸性に傾き熟成させたのと似たような効果が出てきます。

詳しい製法はこちら↓
パン・ド・カンパーニュ|パート・フェルメンテ法


また、ポーリッシュ法という、ドロドロの種を利用する製法もおすすめです。

こちらは、さらに小麦粉の中に水が入っていき日持ちを向上させます。

小麦の甘味も強く感じるのもこの製法の特徴です。

詳しい製法はこちら↓
ポーリッシュ法によるパン・ド・カンパーニュ

家庭でも作ってみて

難しく感じるかもしれませんが、少し時間をかけることで美味しく作ることが出来ます。

生地が冷えないように気をつけて作業すればそんなに難しくありません。

ボウルにきれいな布を敷いて発酵カゴ替わりにしても手軽に作ることが出来ます。

是非チャレンジしてみてください!

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