ハンバーガーバンズは他のパンと何処が違うのでしょうか?
実際、私が努めていたパン店でも食パン生地を流用したりしていました。
しかし、食べてみるとちょっと食べづらく感じていました。
それは、食パン生地は大きな釜伸びを必要とするため高タンパクな強力粉を使用する事が多いです。
その為、小さなバンズを食パン生地で作ると引きが強いパンになりやすく、ハンバーガーにした時噛み切りづらく中の具が暴れて食べづらく感じます。
そこで、ハンバーガーバンズの生地を作る時は、小麦粉の一部を薄力粉に変えて作ります。
これで、より噛み切りやすいバンズになります。
製法の工夫
更に、製法もひと工夫します。 工夫というと大げさかもしれませんが、ノーパンチ法で作っていきます。
通常、多くのパンはパンチを入れて生地を仕上げていくことで釜伸びの良いパンに仕上げていきます。
しかし、ハンバーガーバンズでは釜伸びよりも歯切れの良さを優先して作ります。
仕上げもひと工夫
更に、仕上げの塗り卵も塗らないことでさらに噛み切りやすいパンに仕上げることができます。
まとめ
ハンバーガーバンズは脇役の様なパンですが、作り手は様々な工夫をしてパンを仕上げていきます。
そうする事で、食べやすく美味しいパンが生まれていくのだと思います。
皆さんも一度、ハンバーガーバンズからハンバーガーをつくってみてはいかがでしょうか?
参考レシピはこちらです↓