家庭用オーブンでのフランスパンの焼成に頭を抱えていました。
温度の問題や蒸気の問題などが入り混じって訳が解らなくなっていました。
最初の仮説
最初の仮説は下火でした。
下火が弱いため充分に生地温度が上昇せず、釜伸びを阻害していると言うものでした。
それを補うため、天板を予熱時に空焼きしておきました。
窯入れは天板を素早く出し生地を上げクープを引きスプレーしてオーブンに入れるという対策をしてみましたが安定感にかけました。
続いての仮説
次に蒸気が充分に回らず釜伸びを阻害していると言うものでした。
対策としては庫内にタップリとスプレーして、生地にもスプレーをタップリしました。
しかし、かえって状態は悪化してしまいクープのたちの悪いフランスパンしか焼けませんでした。
絶望
ヤル気も失せしばらくは、家庭用オーブンではフランスパンは焼けないという結論を出しフランスパンも焼かなくなりました。
数ヶ月がたち、ふと考えてみました。 第一の仮説から第二の仮説に変更した後悪化した事実に気づきました。
再起
もう一度、第一の仮説に戻って見よう!
そう考え、対策が不十分だった所を改善しました。
上の写真が秘密兵器です。
このダンボールの上でベーキングシートを敷き生地を乗せてクープを引きます。
スプレーを充分かけた後、天板を入れっぱなしで予熱したオーブンのなかにベーキングシートごと滑りこませます。
一先ずの成功
この方法で焼き上げたのが一番上の写真です。
多少、改善は必要ですが満足の行く焼き上げになりました。
フランスパンの焼成でお悩みの方は是非一度お試し下さい。
参考レシピ等↓