台風が日本列島を縦断しています。
被害に合われた方には1日も早い復旧を願っております。
先日より、情報番組で台風情報を見ておりましたが何か違和感を感じました。
不安と安心のバランス
とにかく、「避難しろ!」そんなのスタンスの放送がほとんどでした。
規模が大きいから
記録的だから
とにかく避難できる人は避難
あまりに抽象的で実態がつかめませんでした。
雨は沢山降っていたようですが、一方で数値で安心してはいけないとか意味不明なことを言っていました。
何のために数値化してるの?
最悪の事態を想定するのは基本的に正しいと思いますが、避難ありきの報道姿勢は情報分析を放棄してるようにも見えました。
また、一方で中継先の天候が穏やかだったときの「残念感」が番組全体を包み、「今、穏やかなだけ」といった言い訳が聞こえてくる様でした。
悪く言うと、不十分な情報で不安を煽り「避難」を進めることで何か有りもしない責任から逃れているように見えました。
本来、「避難」は各自治体の責任において勧奨、命令されるものではないのでしょうか。
メディアが「避難」を勧めるのに違和感を感じます。
言うべきは「自治体の指示に従うべき」ということの方が大切だと思います。
センセーショナリズムを追求しすぎたり、有りもしない権限を持っているように振る舞う裏には、視聴率というものが見え隠れしてしまいます。
今、雨が降っています。
「予想通り」の降り方です。
こんなものと安心するのは間違っていると思いますが、視聴者をもっと信頼しても良いのではないかなとメディアの方々に言いたいです。
正しい情報を分かりやすく伝えてくれれば、自ずと正しい行動がとれるのではないのでしょうか。
安心し過ぎること無く、不安がり過ぎることのないように。