ガレットデロワって、何？
ガレットデロワとはアーモンドクリームとパイ生地を使った焼き菓子です。
エピファニーに食べられるお菓子です。
Epiphany＝エピファニーとはキリスト教のお祝い日、日本語では顕現祭とか御公現とよばれています。
1月6日に行われるお祝いのことです。
フランスのお菓子で、子供や大人がゲームを楽しむお菓子というちょっと変わったお菓子です。
ガレットデロワの中にはフェーブと呼ばれる３ｃｍ大の陶製のお人形やフィギュアが1つだけ入っています。
みんなで、切り分けフェーブ（もともとはそら豆の意、実際昔はそら豆だったそうです）が当たった人は紙で作った王冠をかぶり、その日1日は王様のように振る舞えるというゲームを楽しみます。
しかし、フェーブの当たった人は皆にご馳走するという風習もあるため、ケチな人はフェーブを飲み込んじゃうなんてことも、あったとか聞きます。
そんなガレットデロワですが、お菓子としてはまあるい扁平なパイ生地で卵黄を塗ったパイ生地の表面をナイフを使い細かな細工切りを施します。上手な職人は定規で測ったように正確な幾何学模様を描いていきます。
中にはアーモンドクリームが仕込んでありお菓子としてはあまり華やかさはありません。
パイ生地とアーモンドクリームとフェーブがあれば、簡単に作ることが出来ます。
しかし、熟練の職人が作るガレットデロワは芸術的な簡単には真似出来るものではなく、プロの間でもコンクールが行われる程難易度の高い、奥の深いお菓子として扱われています。
最近では、日本でも作られる機会が多くなって来ました。
多くのお菓子屋さんで焼かれるようになってきました。
プロのように焼くのはむづかしいですが、家族で楽しみながら作れるお菓子なので、冬休みのお菓子づくりにはちょうどよいと思います。
今年は手作りしてみてはいかがでしょうか。
