昔は、グラハムブレットなどと呼んで販売していました。
全粒粉入りのパンです。全粒粉は小麦の外皮を剥いたものを丸ごと挽いた小麦粉です。
お米で言うところの玄米にあたるでしょうか。
この全粒粉を粗く挽いたのがグラハム粉と呼ばれています。
全粒粉を配合するとつながりの悪いボリュームに欠けたパンになりがちです。
対策として、パン屋さんでは中種法を採用したりします。
他にパート・フェルメンテと呼ばれるフランスパンの生地をフロアータイム終了後冷蔵庫で一晩ねかせた生地を混ぜたり、パート・フェルメンテを使ってさらに種をつくるルヴァン・ド・パートを混ぜ込んだりします。
いずれの方法もふんわりとボリュームを出す効果が期待できます。
焼きあがったパン・コンプレは独特の香ばしさと歯応えがあります。
少し粒が歯に当たり固く感じる場合は全粒粉と同量の仕込み水の一部でドロドロの生地を作り、数時間~一晩おいておくと少し柔らかくする事ができます。
スライスしてハムやチーズでサンドイッチにしても良いですし、トーストしても香ばしくいただくことができます。
是非一度、作ってみてくださいね。
グラハム粉のグラハムという名前は歯科医師の名前と聞いたことがあります。
間違っているかもしれませんので、気になる方は調べて見てください。
私も後で調べてみます。
参考の作り方のリンクを貼っておきます。
こちら↓
パン・コンプレ|ルヴァン・ド・パート