パン好人の実用知識

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職場に和をもたらすには?


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出張のテーマ

 大阪出張を終え、レポート提出を求められました。

 出張とはいえ私の業務は多忙による人手不足の穴埋めでした。
 つまり、製造業務のお手伝いです。
 
 しかし、ただお手伝いをしたのでは面白くないと思い自分なりにテーマを設けました。

 それは、ざっくりいうと”足跡を残す”ということです。

 つまり、私が大阪に来たことによって大阪工場に何がしかの良い変化をもたらすことです。

職場に和をもたらす

 そこで、大阪工場の現状を把握したのち考えたのが、”職場に和をもたらす”ことの実践でした。

反応性の原理

 どのような手法かというと”反応性の原理”を利用した好循環の構築です。

 反応性の原理とは、何か良いことをしてもらうとお返しをしたくなる心理のことです。

実践

 そこで、リーダーたちにこのような考えを抱いて秋田からやってきた旨をつたえ、さらに全従業員の前で仕事とはどの様なものかを伝えました。

 仕事とは、他人に楽をさせることであると言うことを具体例を上げながら5分程度お話しました。

 忙しい時は特に、他人の為に何かするのは大変です。
 しかし、敢えてそこをお願いしました。

結果

 すると、その直後からみんなの動きに少しずつ変化が起きたのです。

 今まではみんながそれぞれ作業していたのに、連携が生まれ始めたのです。

 ちょっとした移動の際に何か他人の為に手伝い始めてくれました。

 ほんのちょっとしたことでも、例えば扉をあけてあげるだけでも効率はよくなることがあります。
 実は皆さんそれを知っていたのです。

問題は”何となく”

 では、なぜ今までやらなかったのか?

 それはきっと、なんとなくです。
 
 ですから、きっかけさえ与えてあげると思いの外、効果があがりました。

成果

 結果的には、私がいるうちに2回ほど過去最高の生産数を記録しました。

 レポート提出後、先程返信メールをもらい、その後も記録を更新したそうです。

 これは、たまたま上手く行った例かもしれませんが、ちょっとした指導で大きな変化をもたらし、さらに継続して改善していくことがあると言うことを私自身驚きながら体験出来た出来事でした。

まとめ

 職場に和をもたらすのは、意外と単純なのではないでしょうか?

 それは、思いやりの気持ちを実行に移すこと、ただこれだけのように思えるのです。

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